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クリエイター仲間向けミーティング資料 · 2026年7月

YOMITAN GARDEN
琉球ガラス展をどう支えるか

現場スタッフ・ゆりえさんから聞いた課題と、クリエイターとして動ける可能性の整理

琉球ガラス展チラシ

前提として

YOMITAN GARDENは旧読谷村共同販売センターを前身とする施設で、テラスホテルズが運営。今年1〜6月まで「金城次郎窯一門展」を開催し、7月1日から琉球ガラス展が始まる(〜8月31日)。読谷村内の6工房・5カ所の作家が参加予定。

現場スタッフのゆりえさんが自らチラシ制作・写真撮影の準備を進めている。施設側の大きな広報施策は期待しにくく、できる範囲で動いている状況。

窯の中

現場から見えている課題

開業当初の話題性はあったものの継続的な広報が不十分で客足が減少。SNSマーケティングの効果への無理解から広報に予算を振り向ける発想自体が生まれていないという構造的な問題がある。

工房側はすでに独自の販路を持っており、「商品を預けるだけ」では出品する理由が弱い。現状の協力は地域貢献意識に依存しており、持続しない。

課題は二層構造:①広報投資への無理解による集客低下、②施設の収益構造と地域工芸の価値提供の設計がかみ合っていないこと。詳細は次のセクションで整理する。

現場ヒアリングから得た情報

工房・施設・来場者、それぞれの実態

琉球ガラスの工房や作家にとって、現在は必ずしも路面店への出品が大きなメリットになる状況ではない。工房や作家は年に数回の地域・工芸イベントで大きな売上機会を持っており、SNS経由での注文やファン獲得も一定数ある。自分たちの販路をすでに持っている作家・工房が多く、常設店舗への出品が収益面で魅力的とは限らない。

今回のYOMITAN GARDENへの出品についても、工房側にとっては「読谷村に貢献できるなら」「地域の工芸文化の発信につながるなら」という公共性・地域貢献の意義によって、かろうじて成り立っている部分がある。


一方、施設運営側には建物・運営コストに対して売上が見合っていないという現実がある。そのため収益改善の手段として展示販売の粗利を上げようとする方向に向かっている可能性がある。しかし、工房側はそもそも地域貢献の意識で参加しているため、施設側の運営費を補う形で工房側の取り分が下がる構造になると、工房側には負担感だけが残ってしまう。


つまり今回の問題は、「商品が売れない」「広報が弱い」というだけではない。YOMITAN GARDENを単なる路面店・物販施設として捉えると、既存の工芸イベントやSNS販売と競合することになる。工房側はすでに売れる場所と顧客接点を持っているため、YOMITAN GARDENに出品する理由が弱くなっていく。

したがって、YOMITAN GARDENは「商品を置けば売れる場所」ではなく、読谷村・テラスホテルズ・地域工芸が組み合わさることでしか生まれない価値を提供する場所として再設計する必要がある。

職人の手仕事

どう向き直すか

「工芸品を買う場所」ではなく、「読谷の工芸文化に出会う場所」として再設計する。3つの資産を掛け合わせる。

リアルな場 実物に触れる、作家と出会う、制作背景を知る
読谷村の文化 やちむん・琉球ガラス・花織など地域性ある工芸
テラスHの強み 上質な接客、食・宿泊・観光との連動

琉球ガラス展を起点に、やちむん・花織へと続く年間企画として展開。読谷工芸の発信拠点へ。

吹きガラスの職人

クリエイターとして動ける可能性

1
現状整理 — 三者のメリット設計を言語化する
2
作家紹介コンテンツ — 写真・動画・インタビューで財産を作る
3
広報設計 — SNS・チラシ・Web・会場映像を連動
4
体験型企画への転換 — 工房ツアー・作家トーク・ペアリング
5
ホテル宿泊者への導線 — 既存客を工芸体験へつなぐ
6
年間企画の骨格づくり — コンテンツカレンダーの設計
海辺の琉球ガラス

ミーティングで話したいこと

工房に負担を寄せて粗利を確保するのではなく、YOMITAN GARDENでしか生まれない体験価値を作る。読谷村・テラスホテルズ・地域工芸の三者にメリットがある形への転換を、企画・広報・写真・動画・SNS・体験設計の力を持ち寄って具体化できないか。

まずはゆりえさんの話をもう少し詳しく聞きながら、どこから手をつけられるか整理したい。